理性を吐き出す/感性を研ぎ澄ますために、手帳にメモをする

こんにちは!

今回は、手帳にメモをとることについて考えます。以前は、手帳にメモをとっていて、スマホPCでの記録と併用していました。2年前に仕事が変わってから、ミニマル化の一環で手帳を使わないことにしました。スマホPCだけにメモを残すようになって2年。そんな今、”やっぱりわたしには、手帳が必要だ!”と、思い直しています。

メモを取るメリット

事実と自分にとって大切なことを取り込める

まずは、メモを取ることのメリットを振り返り。例えば、授業中、例えば、誰かの講演を聞きながらメモを取るとき、喋っているのを全てメモすることは難しい。だから自然と、残しておきたいこととして、事実や大事そうな話を残そうとする。自分が今まで知らなかった事実、その話の要点やキーワード、話を聞いて浮かんだアイデア。メモを取ることで、右から左へ受け流すのではなく、自分なりのそうめんを掬う。掬ったそうめんは自分と出会って、ちゃんと腹に入る。

頭の中を一旦アウトプットすることで、勝手にPDCAが回っていく

仕事というのは、責任を持ってやらないといけない。何か約束を果たすために、必要なステップをスケジュールに落とし、着実にPDCAをこなしていく。……PDCAっていうけど、実際、P≒C、D≒Aだよね?結局、「考える」「行動する」の繰り返し。メモを取るという過程で、知識やアイデアは荒々しくともアウトプットできている。整える必要はあるかもしれないけれど、それを他者と共有したり、行動に移せば、それがDo、Action。メモを取ることはPlan、Checkに近く、仕事には必須と言えそうだ。

紙の手帳を使うメリット

理性を吐き出すことで、感性を取り戻す

紙の手帳を使うメリットは何か。それは、モーニングノートにありました。

モーニングノートとは、『ずっとやりたかったことを、やりなさい。(ジュリア・キャメロン著)』で、創造性を発揮する方法の一つとして紹介されているもの。毎朝、A4ノート3ページを何でもいいから埋めるというシンプルな方法。岡田斗司夫さんによると、これにより自分の中に溜まった理性を吐き出すことができるそう。実際にやってみると、千と千尋のカオナシがドロドロをブワーっと吐き出した、あんな感覚を味わえました。そして、ペンで書くスピードというのが、丁寧に大切に考えを受け止めるのにちょうど良いそうで、実際、自分の話を自分が「うんうん」と聞いてあげているようでした。千尋がカオナシを気にかけて話を聞いてあげるような、そんな感じ。「考えすぎて行動できない。」「情報に溺れて、何が何だかわからない。」なんてときがあるのですが、ノートに書き出すと頭の中が整理され、「これはこれ以上考えなくていいや」「これこそ次にやりたいことだ!」とスッキリしました。理性を吐き出すことで、感性を取り戻す。そのためには、ノートに書く、それだけでいいんです。

モーニングノートでこの感覚を認識し、また手帳を使おうと思ったのでした。

メモといえば、SHOWROOMの社長である前田さんが思い浮かびます。手帳にメモを取ることで周りの人に熱意を伝えられるという点に触れられていますが、わたしも営業の仕事をしていたときに特にそれを感じていました。メモをとることでファクトからアイデアを得る方法など、たまに前田さんの考えを見返して参考にしています。【前田裕二】日常全てがビジネスアイデアに変わる戦略的メモ術

わたしの手帳の使い方

モーニングノートのように、理性を吐き出したいときにも、その他の目的でも、汎用的に使えて愛用しているのは、白紙。何の線や目盛もないまっさらな紙に書くのが好きです。好きな字の大きさで、好きに絵を入れられる、自由さが魅力です。

仕事用のメモにおいては、ウィークリースケジュール紙と白紙を交互に入れます。白紙に、その週のTODOを書き、各項目の頭に○を書きます。完了したら、○を塗りつぶして●にします。

例)

○ Aさんに見積もりを提出する →完了したら塗りつぶし→  ● Aさんに見積もりを提出する

これでスケジュールと照らし合わせながら、TODOの済/未済がすっきりと見える化できます。8年近くこのようなやり方で手帳をつけていました。

リアルバイアイテム

手帳カバー

ダヴィンチのオイルレザー
牛革の贅沢なカバーで触り心地が最高。使っていくうちに、手帳が丸くなって手に馴染んできたところも愛着が育って仕方ない。聖書サイズ。もう1つ小さなサイズも持っています。

リフィルファイル

リフィルファイル
手帳カバーがいっぱいになったら、リフィルファイルに移動させます。ダヴィンチのオイルレザーと同じレイメイ藤井。

ボールペン

ゼブラのクリップオンスリム3C
絶対的に使いやすいボールペン。2色、4色もありますが、3色に限る。3色もあるのに、普通の1色ボールペンのように細い。クリップオンスリムでは、3色と2色とも軸径は10.8 mmで、全く一緒。4色だと太くなっちゃいます。持ってみたら、「この太さで3色!?」ってなるくらい、細い。カラーバリエーションも豊富。1本300円程度。

今回は、メモを取ることについて振り返り、思うことをまとめてみました。アイデアを考えるのは好きなのですが、思いついてもふわふわ〜と宙に消えてしまうことが多いのです。メモを取って、考えるばかりでなく、具体的に形にしていきたいなと思います。