こんにちは!
わたしは仕事中3分の2の時間はパソコンに向かっています。それのせいか、目が悪くなるばかりです。集中してパソコンをガン見していると、肩が凝って仕方ありません…。なので、午後に取るティータイムは大事な時間です。今回はティータイムに関するお話。
マリアージュフレールTEA CLUBに行ってきた
家族がお茶にハマっていて、「マリアージュフレールがお茶会をしているらしい。一緒に来てほしい!」とのことで行ってきました。訪れたのはマリアージュ フレール銀座店。マリアージュ フレールは、フランスのお茶のお店です。結婚式のギフト等で見たことがあるかもしれません。
TEA CLUBでは、お茶や食事を楽しみながら、お茶について学ぶこともできます。毎月開かれているようです。この日のTEA CLUBの会場は銀座本店の3階でした。1階はお茶やお菓子、お香、ポットなどの雑貨を帰る店舗で、2階と3階はサロンとなっていました。
①芸術品のように美しいお茶のケーキ
到着してまず、お部屋の真ん中にケーキのショーケースがあるのが目に入りました。周りのインテリアも素晴らしいのですが、ケーキは宝石のように光り輝いて見えました。ほんとに。男性のホールの方が、最初に全てのケーキについて、特徴を紹介してくれました。女性の店員さんがおらず、そういう文化なのですね。異国に来たような感じで楽しいです。美しい芸術品のようなケーキには、全てにマリアージュフレールのお茶が使われているそうです。全部食べたかった。
わたしたちが選んだケーキはラズベリーとチョコレートの2種。
②お茶のテイスティング体験
その後、お茶を5種類出していただきました。1種類ずつ飲んでみては、お茶の産地、種類、色、香り、味わいなどをノートに記していきます。ノートは、会の最初に全員に配られるもので、オリジナルの鉛筆もいただきました。オーナーらしき男性の方が部屋の中央に立ち、配られたノートに書いてある香りの種類などについて一つ一つ説明してくれました。厳密なルールなどはなく、あくまで個人の自由でお茶そのものを楽しみましょうということでした。
そう、正解はないのです。
とはいえ、中央の男性が、自身の所感を例として教えてくれるのですが、わたしの印象と一致しないことが多く、自分の味覚や嗅覚は鈍感なんだと気づいてしまいました。色味さえも自信がなくなっていきます。普段、五感を使えていないのかも、と思いました。こうやってまじまじとお茶を眺めて、味わうことはこれまでなかったなあ。
ソムリエの気分。…なんでしょう、この楽しさは!やってみないと分からない、言葉では表せない深さまで潜っていく感じです。暗闇で視界が悪いですが、確かに何かがそこにあるのです。月を忘れていた感じ。自然の中にあって、確かにあるのに、味わえていない。忙しい生活の中で、見えていないたくさんのこと。いざなってもらうことで、ハッと気付かされました。
この鈍い感性をなんとかしないと、クリエイティブにはなれないし、クリエイティブになれなければ生きていないようなものだよ、わたし。
と考えていると、こうも思いました。マリアージュフレールは、上品で価格もお高めで、フランス文化の高貴な印象があったのですが、実はもっとフランクでカジュアルで、ただ真摯にお茶というものを楽しみ尽くそうと向き合っているのだと。文化的な生活、それこそが生きる喜び!その感性に強く憧れを抱き、心地よく感じたのでした。
③食事がとにかくすごい
最後はお食事まで。語彙力のないタイトル付けてますが、本当に本当に食事がすごかったんです。「すごい」という薄っぺらい表現で失礼なのですが、敢えて使いたくなってしまうくらいすごかったです。
前菜はカリフラワーのスープ。赤いソースもお茶で作っているとのことです。カリフラワーはあまり好きではないのですが、あのボソボソの食感は残っておらず、コクがあり、ほのかにカリフラワーの香りが残る調和された味わいでごくごく飲んでしまいました。
メインは帆立のラビオリ風。こちらもソースにお茶が使われているそうです。お茶の繊細な香りとホタテのぷりぷりとした食感と出汁が最高に繊細に織り混ざっています。大きな貝柱が5つも、どどんとボリューミーに味わえます。こんな上品なものを、貪欲に味わい尽くせるなんて、至高。男性でも大満足だと思います。私たちはめちゃお腹いっぱいでした。厨房のフレンチシェフが腕を奮ってくれたという話も入り、会場はほっこり。
そして最初に選んだチョコレートケーキでフィナーレ。中にキャラメルソースが入っていて、底にビスケットが敷かれています。中はシュワシュワと柔らかく、ふわふわ×濃厚でした。
まとめ
マリアージュフレールのTEA CLUBは2時間ほど。率直な感想は「大満足」。贅沢で濃密な体験でした。誘ってくれた家族に大感謝。できれば美術館に行くくらいの頻度で行きたいです。「お茶と食事って組み合わせ無限大」「お茶ってスパイスだなあ」「香りって奥ゆかしいものだ」とか、しみじみ思いました。
そして、自然の恵みを最大限に工夫して享受して、人生を楽しもうとする人間への愛おしさが湧いてきました。〈退屈と暇の倫理学〉でいう退屈との向き合い方の1つだと思いました。
1点反省は、それぞれの食事に何のお茶が使われていたかをメモしそびれてしまいました。さらっと説明が流れていくので全てを追うのは少し大変です。自分のペースで楽しみ、気になることは質問したら教えてくれるので気軽に聞くとよいです。毎回TEA CLUBのテーマは変わります。気になった方はぜひチェックしてみてください。
マリアージュフレール公式サイトでのオンライン購入は、量り売りのみですが、Amazonや楽天などでも購入できます。お世話になった方への贈り物や、パートナーとのアニバーサリー記念にオススメです。