こんにちは!
今回は、手帳にメモをとることについて考えます。
勉強していると先生に「ノートにメモするように」、働いていると上司に「メモを取れ」と言われませんか?
わたしはよく言われていました。メモって、面倒なときもありますよね。言われてやるものでもないですし。けれど、全くメモを取らない人は少ないのではないでしょうか。
わたしは以前は、手帳にメモをとっていて、スマホやPCでの記録と併用していました。2年前に仕事が変わってから、ミニマル化・デジタル化の一環で手帳を使わないことにしました。スマホPCだけにメモを残すようになりました。
そして今〈 やっぱりわたしには、手帳が必要だ! 〉と思い直しています。スマホやPCではなく、手帳にメモすることが大切だと思うのです。
Contents
メモを取るメリット
1. 自分にとって大切なことを言語化できる
例えば、授業中、例えば、誰かの講演を聞きながらメモを取るとき、喋っているのを全てメモすることは難しい。だから自然と、残しておきたいこととして、事実や大事そうな話を残そうとします。
自分が今まで知らなかった事実、その話の要点やキーワード、話を聞いて浮かんだアイデア。
メモを取ることで、右から左へ受け流すのではなく、自分なりにそうめんを掬う。掬ったそうめんは自分と出会って、ちゃんと腹に入ります。
2. アウトプットすることで、効率よくPDCAが回る
仕事というのは、責任を持ってやらないといけない。何か約束を果たすために、必要なステップをスケジュールに落とし、着実にPDCAをこなしていく。……PDCAっていうけど、実際、P≒C、D≒Aだよね?結局、「考える」「行動する」の繰り返し。
メモを取るという過程で、知識やアイデアは荒々しくともアウトプットできている。整える必要はあるかもしれないけれど、それを他者と共有したり、行動に移せば、それがDo、Action。メモを取ることはPlan、Checkに近く、効率的に仕事するためには必須です。
3. 情熱を持てる、集中力が上がる
文字に書き出す作業をしていると、主語が置き換わって、自分がたくさんの経験を積んだような気になります。自分の脳を騙すんです。人にありがとうと言うと、自分が言われたような気分になるのと同じです。書き出しているだけで、それが頭によく入ってきて、集中モードに入りやすくなります。
そして、メモをとっている姿を見ている人は、その姿に熱意を感じとります。この人はなんて熱い人なんだと。そう認識すると、そういう人として接します。メモをとることで、良い印象を与えられ、一緒に働きやすくなります。
これは私の実体験です。営業先のお客さんは、メモを取る私に信頼を寄せてくれましたし、こちらの話を聞いてくれるようになりました。そうなると良い循環が周り、自分自身も頑張ろうという気持ちになるのです。メモを取ると、情熱を持って仕事に取り組むことができるようになります。
紙の手帳を使うメリット=感性を取り戻せる
紙の手帳を使うメリットは何か。それは、モーニングノートにありました。
モーニングノートとは、『ずっとやりたかったことを、やりなさい。(ジュリア・キャメロン著)』で、創造性を発揮する方法の一つとして紹介されているもの。毎朝、A4ノート3ページを何でもいいから埋めるというシンプルな方法。岡田斗司夫さんによると、これにより自分の中に溜まった理性を吐き出すことができるそう。実際にやってみると、千と千尋のカオナシがドロドロをブワーっと吐き出した、あんな感覚を味わえました。そして、ペンで書くスピードというのが、丁寧に大切に考えを受け止めるのにちょうど良いそうで、実際、自分の話を自分が「うんうん」と聞いてあげているようでした。千尋がカオナシを気にかけて話を聞いてあげるような、そんな感じ。「考えすぎて行動できない。」「情報に溺れて、何が何だかわからない。」なんてときがあるのですが、ノートに書き出すと頭の中が整理され、「これはこれ以上考えなくていいや」「これこそ次にやりたいことだ!」とスッキリしました。理性を吐き出すことで、感性を取り戻す。そのためには〈 ノートに書く 〉それだけでいいんです。
モーニングノートでこの感覚を認識し、また手帳を使おうと思ったのでした。
メモといえば、SHOWROOMの社長である前田さんが思い浮かびます。手帳にメモを取ることで周りの人に熱意を伝えられるという点に触れられていますが、わたしも営業の仕事をしていたときに特にそれを感じていました。メモをとることでファクトからアイデアを得る方法など、たまに前田さんの考えを見返して参考にしています。
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わたしの手帳の使い方
モーニングノートのように、理性を吐き出したいときにも、その他の目的でも、汎用的に使えるのは、白紙。何の線や目盛もないまっさらな紙に書くのが好きです。好きな字の大きさで、好きに絵を入れられる、自由さが魅力です。
仕事用のメモにおいては、ウィークリースケジュール紙と白紙を交互に入れます。白紙に、その週のTODOを書き、各項目の頭に○を書きます。完了したら、○を塗りつぶして●にします。
例)
○ Aさんに見積もりを提出する →完了したら塗りつぶし→ ● Aさんに見積もりを提出する
これでスケジュールと照らし合わせながら、TODOの済/未済がすっきりと見える化できます。8年近くこのようなやり方で手帳をつけていました。
メモを取るのが楽しくなる おすすめの逸品
1. 手帳カバー
2. リフィルファイル
3. ボールペン
今回は、メモを取ることについて振り返り、思うことをまとめてみました。
アイデアを考えるのは好きなのですが、そのままでは思いついたことがふわふわ〜と宙に消えてしまいます。
メモを取り、それをマップに整理すると、より全体像を俯瞰でき、頭がスッキリしますよ。
メモを取って、仕事の効率を上げていきましょうっ